ジャコのTシャツ「ホリデー・フォー・パンズ」

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ジャコ・パストリアス。
エレクトリック・ベースの偉大なる革命者。

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これ、僕が持っているジャコ・パストリアスのTシャツです。
生地はペラペラ、デザインも「ん…」です。チープ感いっぱい。

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一度も着てません。

このジャズ(ジャコ)グッズは、ある“おまけ”で手に入れたものです。
ユニクロのECMレーベルTシャツ(記事はこちら)を家で眺めているうちに、「ああ!そういやジャコの…!」と、数年ぶりにその存在を思い出したくらい、印象も思い入れもないTシャツ。大好きなジャコの、グッズなのに。

それはなぜか。


「ホリデー・フォー・パンズ」というアルバムがあります。


1993年、ジャコの死から6年後に日本のあるマイナーレーベルから発売されました。

ジャコのソロアルバム“3作目”ということになっています。全編に渡り、スティール・ドラムをメインにしたアルバムです。ジャコはデビューアルバム「ジャコ・パストリアスの肖像」(1976年)の時から、スティール・ドラムを楽曲の中に積極的に採り入れ、それがジャコ・ミュージックの特色となっていますが、ここでは“採り入れる”どころか、主役がスティール・ドラム。

で、アルバムの内容はどうか、って?
それは後ほど話します。

で、このジャコ“ソロ3作目”のリリースから6年後の1999年、ノストラダムスの大予言の年(懐かしい)に、別テイクやリハの音源を無編集で収めたという「フル・コンプリート・セッションズ・フロム・ホリデー・フォー・パンズ」というCD3枚組のボックスセットが発売されたんですね。(↓)
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そのボックスセットの内容なんですが、CD3枚に、ジャコのフォトカード、そして、ジャコのTシャツ…。
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何じゃこりゃ…。
この“テキトーさ”というか、モヤモヤ感というか。

いや、この「ホリデー・フォー・パンズ」は、初めから“モヤモヤ”感いっぱいなんですよ。
ジャコのソロ“3作目”と、言えるようで言えないような、言うべきでないような、モヤモヤした代物なんです。
さて、肝心のアルバムの内容です。

俺は、けっこう好きなんですよ。

オセロ・モリノーをメイン奏者としたスティール・ドラムのきらびやかな響きに、オーケストラやコーラス、そしてウェイン・ショーターのテナー・サックス、トゥーツ・シールマンスのハーモニカなどが絶妙に溶け合ってる。
ただ“ジャズ”を、カリビアンっぽく料理しただけの演奏ではない。

聴いて損はない。

でも、何がモヤモヤか、って。

まず、リリースまでの経緯。

製作されたのは、なんとジャコのソロ2作目「ワード・オブ・マウス」(1982年作品)とほぼ同時期らしいのです。でも、ジャコと契約していたワーナー・ブラザースの判断で、お蔵入りしたそうな。「ワード・オブ・マウス」の売り上げが思わしくなかったこと、ドラッグ、酒に溺れていたジャコの奇行が目立ち始めたこと、などがお蔵入りの理由らしいですが、はっきりしたことは分かりません。
その後マスター音源は、ジャコが大まかなミックスダウンをしたまでで、とてもリリースするための形にはなってなかった。(ジャコのTシャツ付きボックスセットの内容が、それをはっきり証明してます)。そしてジャコの死後、マスター音源は録音スタジオの糞エンジニアが持ち出して行方不明になるんです。さらにこの糞エンジニア、金のためにこの音源を売りに出します。日本のマイナー・レーベルが全てを買い取り、最終ミックスダウンして発売されたわけです。

ジャコがとことん詰めて詰めて作り上げた“ソロ作”とは、とても言えないです。(ジャケットワークも酷い)。


さらに、さらにモヤモヤするのが、アルバムのベース演奏。

アルバム中に聴こえるベース演奏はジャコが弾いてないと言われています。

問題の糞エンジニアが、ジャコスタイルのベースプレイヤーの演奏を、マスターテープそのものに重ねた、らしい…と。

発売元のレーベルは「これはジャコのプレイだ!」と断言し、「ジャコを、ジャコの音楽を侮辱するな」みたいな反論をしています。ただ感情的に。
で、「これが証拠だ。聴いて判断しろ」とリリースされたのが、
このTシャツ付きボックスセットだったわけです。

しかし、ボックスセット聴いても、判断できません。
ジャコの演奏だと思いたいんですが、ジャコフリークのベーシストって、ほんと上手くジャコのコピーしますからね。アマチュアでも。
晩年のジャコは(晩年と言っても、ジャコは享年35歳)、ジャコ自身がジャコをコピーしたような悲しい演奏も、ブート等で残しています。

気になるのは、ところどころベースがオーバーダブされているところがあること。
ダブルストップ、和音弾きではありません。
オーバーダブ自体は問題ではありませんが、

ひとつがジャコで、もうひとつは…まさか…。


ああ、ジャコ…。ジャコが生きていたら、どんな形で「ホリデー・フォー・パンズ」は完成されていたんだろう。

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とても弾きやすく鳴りがとてもいいすばらしい楽器をすぐそれに、親切な対応もありとてもいいお店だとおもいますすばらしいショップです。こんなにも調整の整ったベースは、弾いたことがありません。また何か機会があったら、利用しようと思います。本当はレビューに正直書き
2007/08/13(月) | ベースがたくさんあります
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